霊性・霊的成長

オススメ参考文献紹介①霊性の道の「基礎の基礎」

岐阜県中津川産スモーキークォーツ(ご縁をありがとうございました)

 

こんにちは、staff  Yuleです。

2月も終わりに近づき、今年は雪もほとんど降らず・・すでに春を感じるこの頃^^;

 

写真はLia Failでも人気の岐阜県中津川産のスモーキークォーツです。

スモーキークォーツは透明なクリアクォーツよりも、どちらかというと玄人好みなのですが、不思議とLia Failでご紹介している岐阜県中津川産スモーキークォーツは「綺麗!」というお声をいただくことが多いです。

素敵なご感想もいただいていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

やはり色の深さ、照りの美しさだけでなく国産というところに魅力を感じていただけるのかな、と国産の素晴らしさを実感しています^^

そんな国産の天然石たち、またご紹介できる流れもやってきそうですので、楽しみにお待ちくださいね^^


さて、ここからは先日の「オススメ参考文献」の続きです。

メタフィジカル、スピリチュアリティに関心のある方にはぜひお読みいただきたい本たちの中から、最もタイトルが不思議かつ、非常にオススメの一冊を取り上げたいと思います。


☆『魔法修行』W.E.バトラー著/大沼忠弘訳/平河出版社

 

「魔法」というと、ハリーポッター?と感じてしまうかもしれませんが、こちらはシンプルに言うと魔術系の著書となります。

恐らく本屋さんの分類はオカルト系でしょうし、内容の深さは様々ですが心理系・精神世界系の本棚へは近づいても、こういった本はまず手に取らない方が(わたしも含め)大多数かと思います^^;

意外とゲームなどの延長から好奇心によって魔術系の図書などを手に取られる方は多いのかも?

丁寧な語り口と真摯な人柄を感じる著書ですので、「カバラ」を少しかじってみよう、という方にもオススメの著書です。


個人的にこちらの著書をオススメする理由のひとつとして、「基本中の基本」が丁寧に綴られているから、ということがあります。

そもそも、これは最初に誰もが知っておく必要のある考え方を教えてくれていて、最初に読んだ時には「これを最初に知りたかった!」と本気で思いました。

わたし自身が出会った数少ない本たちの中では、ここまで「基本」を丁寧な言葉で教えてくれる著書は、正直ありませんでしたし、今もきっと、ほとんどないのだと思います^^;

 

一部、下記に抜粋させていただきます。(長文です)

前振りが長いのと、「当たり前」と感じる方もきっと多いと思いますが、参考になれば幸いです。


「かなり多くの人々が、瞑想に最適な「雰囲気」は香をたくことによってつくられると思っている。(略)

具合が悪いことに、香をたくとだれもがその存在に気づいてしまう。しかもごくわずかでもかなり遠くに達する。

君が瞑想用に自室を確保できれば、香を使っても別に厄介なことは起こらないだろうが、もし他人と共有の部屋を使わざるをえないとすれば、香を使わない方がよいと思う。

香はぜひとも必要なものではない。その香りは家全体にいきわたるので、これに固執して無用な反感を引き起こすより、なしですます方がずっとよい。

そうでなくても、香と朝食のベーコンの匂いが混ざることは、修行者にも料理人にも格別の助けにはならない。

君に自分の考えを押し通す資格があるとしても、一緒に住んでいる人々に不快をまきちらすような方法で、それを行使する権利はない。このようなオカルト的我儘は、君を助けるどころか妨げになるだろう。」

 

「ここで最も重要な教えを一つ。

瞑想と日常生活とは、きっぱりと区別をつけなければならない。これは大事なことである。

こういうと君はきっと不審に思うだろう。たぶん君は、瞑想行で内心にある刺激を受けたら、その気構えのまま日常生活に出ていくことはよいことではないかと反論するにちがいない。

もちろんよいことだ。そうすることが非常に役立つことは認める。(略)

とはいえ、作業を終えたときには、必ず外界やそれに関連するものに立ち返らなければならない。

「神殿にいつまでも留まることはできない」と聖歌の一節は歌っている。そうすることは、大部分のものにとってかんばしからぬ結果を招く。(略)

だから瞑想が終わったらさっさと「閉じ」、ふたたび俗世に注意を振り向けなかればならない。もし内的作業から混乱したまま外に出ていくとすれば、遅かれ早かれ厄介なことをかかえることになろう。いずれにせよ守るべき戒律は明らかだ。絶対にそうしてはならない。(略)

これを怠るとどうなるか。君の心の中にはだんだんと精神分裂が起こってくる。そして、どんどん昂進して日常の務めを果たすことができなくなってしまう。君は逃避主義に逃げ込むようになり、人格を改善するどころか、やがて両方の世界で使いものにならなくなってしまうのである。

日常生活の復帰に私がこれだけこだわるのは大袈裟だと思うかもしれないが、いずれその理由が君にもよくわかるようになると思う。」


以上、「こんなの当たり前」と感じる方も多いかもしれません^^

特にメタフィジカルに関心のある/なし関係なく、基本的な話です。

ただ、特にこうした分野では、こうした社会的な目線から基礎をおさえてくれる話を聞くこと自体が少ないのかな、と。

そもそも、趣味など熱中するものに当てはめても「うーん・・」と自分を律するきっかけになるかもしれません^^;

決して読みやすい本ではありませんが(初版1979年)、ひたすら「仰る通りです・・」と思いつつ、読み進められる本もないので(笑)、本にはありがちですが、タイトルに関わらずぜひご一読いただきたい著書のひとつです。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました^^

 

All Love,

Yule